freeeユーザー限定の新しい銀行融資を活用する

当事務所では「クラウド会計を活用した業務効率化」と「資金調達サポート」をメインのサービスメニューとしていますが、両者を掛け合わせた「クラウド会計専用の融資商品」が注目を浴びています。

ジャパンネット銀行のfreee会員専用ビジネスローン商品ページ
https://www.japannetbank.co.jp/business/loan/freee/index.html

freeeを利用している方は是非チェックしておきましょう。

JMB freee会員専用ビジネスローン

JMB freee会員専用ビジネスローン

freee会員専用のビジネスローンってなに?

クラウド会計ソフトであるfreeeはインターネットにつながる環境であればネット上で会計処理を行うことができる新しいタイプの会計ソフトです。
会計ソフトはクラウド上(ネット上)にあるため、従来の会計ソフトのように自分のパソコンにプログラムをインストールすることなく利用することができます。
そのため自宅のパソコンからでも、会社のパソコンからでも、インターネットカフェのパソコンからでもインターネットを通じて会計ソフトを起動し、記帳や閲覧を行うことができるのです。また、freeeは招待メールを送り、メールアドレスを紐づけることで記帳や閲覧することができる人を増やすことができます。
freee専用ビジネスローンは、この招待機能を活用したビジネスローンになります。

金融機関は融資をする際に、過去3期分の決算書と直近の試算表をもとに審査をして融資します。
通常は決算書等をコピーして紙で銀行へ提出し審査を受けることになりますが、freee会員専用ビジネスローンではジャパンネット銀行をfreeeへ招待することで銀行側が直接会計帳簿を閲覧することができるようにするのです。メール一本送るだけで閲覧可能な状態になるので、銀行としても速やかに審査に着手することができ、元帳まで閲覧できることでより詳細な情報を材料にして審査を進めることができます。

従来の融資は、融資の検討を始めてから融資実行まで早くとも半月から1か月弱(保証協会付き融資か公庫の融資かにもよりますが)程度は掛かっていましたが、このfreee会員専用ビジネスローンは最短で申し込みの翌営業日に借り入れ実行となります。驚くべき速さですね。これもクラウドを活用した効率化の賜物です。

バージョンアップして格段に使いやすくなった

ジャパンネット銀行のfreee会員専用ビジネスローンは昨年からあったのですが、今回のバージョンアップで格段に使いやすい商品に生まれ変わりました。
具体的にどう変わったのかを紹介します。

改善点① 最低金利がグッと引き下げられた

従前のfreee会員専用ビジネスローンの金利幅は3.90%~8.2%だったので地銀、信用金庫、公庫からの借り入れに比べてかなり割高感がありました。
それが今回の改定で金利幅が1.45%~13.75%に改定されたのです。
1.45%であれば信用金庫や公庫からの借り入れと比べても検討に値する水準かと思います。

しかも大事なことは、このビジネスローンはプロパー融資であるということです。
保証協会付の融資のように、金利のほかに信用保証料が係るといったことはありません。

逆に気になるところは最大金利が13.75%とかなり高金利に設定されていることです。
金利の高さは銀行側の貸倒れリスクに連動していますので、おそらくある程度リスクのある企業への融資まで引き受けるということではないでしょうか。

適用される金利については融資実行までに提示されますので、希望よりも高い金利を提示されたら断ることもできます。
少額での借入れを申し込んで、現時点での自社の財務状況がジャパンネット銀行にどう評価されるのか把握しておくのも有効です。

改善点② 収入が安定するまで利息の支払いのみで引っ張れるようになった

今回の改定で、利用限度額(最大3,000万円)の範囲内で繰り返し何度でも追加借り入れができるようになりました。
そういわれても「そんなに何度も借りないよ」と思われるかもしれませんが、これは思わぬメリットがあります。

このビジネスローンは返済期間が12か月とかなり短期に設定されています。
短期資金のための融資なんですね。

ところが今回の改定によってこの短期資金用の融資商品を長期資金用として利用することができるようになりました。

例えば300万円を借り入れると、翌月から元金25万円+利息の支払いをすることになりますが、25万円の元金返済をすると同時に25万円を追加で借入れるのです。
そうすると実質元金部分の返済を行わずに金利負担だけで300万円を借り続けることができます。

もちろん将来的には元金を返済しなければいけませんので、追加借り入れの金額を調整して借入残高を減らしていくことになりますが、事業の資金繰りは毎月安定的に伸びてくれるわけではありませんので、元金返済のボリュームをコントロールできるのは大きなメリットとなります。

まとめ

今回紹介しました、ジャパンネット銀行のfreee会員専用ビジネスローンは「融資実行が早い」「返済をコントロールできる」という面で特徴的な融資商品となっています。
仮に今は資金調達の必要がないとしても、将来の資金調達に備えてこの「早さ」を手に入れておくメリットはあると思います。

そのためには少額でもいいので一度借りてみることをお勧めします。
さすがに「最短翌日」といっても、初めて利用する会社に「翌日融資」は難しいと思います。
おそらく、何度か利用することでジャパンネット銀行側が会社の事情を周知している場合に「最短翌日」が可能になるのでしょう。

まずは一度借りてみることによって「借り入れ実行までの期間の短縮」と「自社が借りる場合の金利確認」をしておくと、いざというときに役に立つ「資金調達のお守り」になるのではないでしょうか。